東野圭吾原作/「虚像の道化師~心聴る(きこえる)~」より
オリジナル音楽劇
ガリレオ★CV2
■期間:2022年4月13日(水)~17日(日)
■STAFF: ■出演: ■チケット代金:7,500円(全席指定・税込) ■前売開始:3月1日(火)18:00 ■チケット取扱: ■お問合せ: |
■公演内容:
暗闇の中、女のすすり泣く声が聞こえてくる。「・・どうして私を捨てたの?・・私はあなたを許さない・・」続いて男の声。「・・やめろ・・助けくれ・・やめてくれ!」ベランダから男が落ちる音。救急車のサイレン。
内海薫(難波なう)が事件の詳細を草薙俊平(加藤良輔)に報告している。死亡したのは早見達郎45歳。株式会社ペンマックスの営業部長で、自宅マンションのベランダから転落した。現場の状況から見れば自殺の可能性が高いのだが、気になる事実が判明した。三ヶ月ほど前に自殺した女子社員と不倫関係にあったらしい。
ペンマックスの社員、課長の村木隆(池岡亮介)、小中行秀(三好大貴)、長倉一恵(福田愛依)が、亡くなる前の早見の様子について答える。早見は何かに怯えているようだった。危ない目にあっていたのかもしれない。ノイローゼ気味のようだったので、自殺したと聞いて、ああ、やっぱりと皆納得したと。
ペンマックスの社員脇坂睦美(日比美思)は耳鳴りに悩まされ総合病院を訪れていた。体調がすぐれず同じく病院に来ていた草薙と待合室で知り合い、たわいもない話をしていた時、いきなり、わめきながらステッキを振り回し暴れる男が現われ草薙が取り押さえたが、男は草薙の脇腹をナイフで刺した。苦しむ草薙。そこに所轄の刑事北原信二(桑野晃輔)が駆けつけた。
村木、小中、長倉が話している。同じペンマックスの社員加山幸弘(佐川大樹)が病院で暴れ、人を刺し、警察に捕まったらしい。そう言えば最近、加山の様子がおかしかった。新プロジェクトのリーダーだった加山は大事な会議で突然おかしくなり、見えない何かを振り払おうと腕を動かし叫び出したことがあった。
加山は取り調べで「ここ一ヶ月ほど幻聴に悩まされていて、男の低い声で呪うような言葉を囁きかけてくるんです」と供述。
病室で草薙は内海と北原を紹介する。北原は所轄の刑事で草薙とは警察学校の同期である。草薙は北原に言う。「この幻聴の謎を解いてくれるかもしれない人物に会いに行って来い」と。
研究室。内海が湯川学(南圭介)に北原を紹介する。湯川と北原の出会い。二人は対立する。
この会社はどうなってるんだと課長の村木は長倉に言う。この2人の怪しい繋がり。脇坂が来ると村木は何事も無かったかのように部屋を出て行く。体調が悪そうな脇坂を長倉は心配する。長倉が去ると脇坂は机に突っ伏す。小中が現れ脇坂の身を案じる。脇坂は礼を言い出て行く。その後ろ姿を心配そうに見ている小中。
草薙の病室に見舞いに来る湯川。話は北原のことに。北原は警察学校時代から草薙より数段成績が良かったのにまだ本庁に上がれていない。北原は思っている。自分は上司の機嫌取りが苦手でそこが草薙との差だ。この世にはツキのある人間とそうでない人間がいる。
湯川が加山の話を聞いている。北原と内海が同席している。加山は言う。「幻聴の原因は自分の心が弱いからだ。自分を恥じている」と。
湯川と北原は挑発し合いながら捜査は進んでいく。
脇坂のデスクに村木がやってくる。「刑事が君に加山のことで話を聞きたいそうだ」「なぜ私が?」脇坂は自分の症状を隠そうとする。長倉がやって来て「ごめんなさい、私が変な事言っちゃったせいかもしれない」と言う。北原が現れ脇坂に話を聞く。
研究室で湯川が指示を出し、その通りに動く内海。ペンマックスでの検証が始まる。村木、加山、小中、脇坂、長倉。この事件、単独犯なのか?複数犯なのか?事件は終結を迎える。ガリレオ湯川の推察は的中する。
北原から草薙にメールが入った。「事件は解決した。あとは任せろと物理の先生と美人刑事に伝えてくれ。おまえが出世した理由がわかった。運がいいから人に恵まれている、ただそれだけだ。これからもせいぜい嫉ませて貰う。」メールを見た草薙は呟く。人に恵まれてるだって?わかっちゃいないな、あの二人をうまく扱うのは結構大変なんだぜ。
13(水) | 14(木) | 15(金) | 16(土) | 17(日) |
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